カオソック国立公園内で守って欲しいこと

カオソックの道路や小道へごみを捨てないで下さい。プラスティックの容器や食べ物の入っていた袋などが、タバコの投げ捨てやポリスチレンパックなどとともに一般的な問題となっています。カオソックを出る際には全て持ち帰るようにして下さい。

道を歩く際には思いやりのある振る舞いにて、森林内にはトイレなどはありませんので、汚物は土に埋め、ティッシュなどは燃やすようにして下さい。公園にはタンポンなどを含む、生理用品は一切放置せず、持ち帰って下さい。トイレは水路周辺では行わないで下さい。供給されている洗浄水を汚染することに繋がります。

カオソック国立公園内では決して木を切り倒したり、燃やしたりしないで下さい。もし、公園内で火を起こす必要がある場合は、既に立ち枯れている木々を使用し、終わったら中途半端に燃えたプラスティック製品や缶などを放置せず、きれいに片付けなければいけません。これらの放置は、動物たちにとって深刻な問題となっており、確実に消化し全てごみを持ち帰って下さい。

野生動物を絶対に捕まえようとしたりしないで下さい。第一に野生動物であり傷つけるようなことがないように、第二に動物たちにストレスを与えてはならず、動物として自ら餌を探すという習性をなくさせる事に繋がります。もし、他の誰かが野生の動物を捕まえたり、例えば、種を集めたり木を切り倒すような事をする事で、野生の生活を乱すようなことをしている人を見かけたら、直ちに国立公園本部へ報告して下さい。

川や滝に入る際にはあまり肌を露出しないようにして下さい。タイの文化は他の国々、特に西洋文化とはかなりことなり、裸で泳ぐことは罪となります。

公園内の小道で危険を冒すような、例えばバイクや車を乗り入れるような事はしないで下さい。これらの侵食は野生の生活に大きなダメージを与え、その騒音は公園中に鳴り響き、動物たちに恐怖感を与えることでしょう。

以上のシンプルなカオソック国立公園内でのルールを守りさえして頂ければ、後世までこの野生生活を伝え、守ることができることでしょう。これらのことを考慮し、この地域の美しい自然、地元の文化、伝統を尊重して頂ければと思います。